演歌歌手市川由紀乃(39)が8日、静岡・熱海市の伊豆山神社で、NHK紅白歌合戦への初出場祈願を行った。同神社は縁結びの神として知られ、赤と白の2つの“紅白竜”がシンボルになっている。

 4月発売の「命咲かせて」がオリコンの演歌歌謡曲週間ランキングで発売から27週もベスト10入りし、出荷も9万枚を超え、半年以上も好調をキープしている。この日は、紅白と結ばれたいとの一念から熱海へ向かった。

 市川は本殿にそっと手を合わせると「自分の人生を振り返り、あらためて大きな夢である紅白出場の声がかかればうれしいとお祈りしました」。お守りも購入。「さらに頑張ろうというパワーを頂いた」と、デビュー23年目の悲願達成へ目を輝かせた。

 最近、ファンからの手紙に勇気をもらったという。「『命咲かせて』はもともとは恋の歌ですが、曲を聞いて生きる希望をもらったと書かれた手紙でした。歌手になって本当に良かったなと思いました」。

 紅白出場だけでなく、恋人との縁も祈願した。「来年は40代に入るので…。歌手としての夢もかなえたいし、女性の幸せもつかみたい」。優先順位を聞くと「まずは紅白のご縁をいただきたいです」と目を細めた。【松本久】