学生がアルバイト先で不当な労働を強いられる「ブラックバイト」問題で、教育評論家で法政大学教授の尾木直樹氏(68)が、自身の受け持つ学生が被害に遭っていたことを明かし、「会社名発表して取り締まり強化 望みます!!」と訴えた。

 厚生労働省が9日に公表した調査結果で、6割の学生が何らかのトラブルを経験していた実態が明らかになった。

 尾木氏はこの調査結果を受け、10日にブログを更新。ブラックバイトの実情について「3時間半も夜働いて手取りーたったの2000円」「辞めるなら替わりを見つけろとやめさせない」「どんなに残業してもたった600円の手当て」「急にシフト入れられ大学の試験も受けられず単位落とした学生も」「家庭からの仕送り少なくバイト辞められないのです」との例を挙げて示すとともに、「尾木ママの学生さん 大学の学部合宿に参加させてもらえず 結局 退学してしまいました…二人もです!!」と、自身の学生も被害に遭っていたことを明かした。

 身近な問題に「だからブラックバイト問題 見逃せないのです!! 学生の勉学支援する姿勢きちんと堅持して欲しい!」と訴えた尾木氏。「やっと厚労省 動きました!! びしばし!! びしばし!! 会社名発表して取り締まり強化 望みます!!」とつづった。