Hey!Say!JUMP中島裕翔(22)とジャニーズWEST神山智洋(22)が“蘭坊(ランボー)”の愛称で、初の本格時代劇に奮闘した。東山紀之(49)主演テレビ東京系新春時代劇「信長燃ゆ」(来年1月2日午後9時)に出演することが決まり、東山らとともに京都市内で行われた制作会見に出席した。

 中島は東山演じる織田信長の近習(主君のそばに仕える者)、森蘭丸を、神山は同様に信長の近習で蘭丸の弟、森坊丸を演じる。蘭丸は信長とともに本能寺の変で討ち死にするが、坊丸は本作では後に本能寺の変の真実を語る役割も担う。

 中島は時代劇初挑戦。ジャニーズ事務所ではTOKIO松岡昌宏が96年NHK大河「秀吉」で、関ジャニ∞丸山隆平が05年テレビ東京系新春時代劇「国盗り物語」で蘭丸を演じている。「美少年と聞いてますが、今までやってきた方を見て、そのラインに入れて良かった」と笑顔を見せた。

 中島、神山ともジャニーズ事務所の先輩、東山のサポートを受けている。中島は「東山さんからセリフ回しの早さや、服のさばき方やあぐらのかき方など所作も丁寧に教えていただいた」と感謝した。神山は「ご一緒させていただくのは初めてで緊張しますが、食らいついていきたい」と意気込んだ。東山は「後輩にごちそうしないといけない。元気でよく食べるから金がかかる」と冗談を言いながらも「スタッフにかわいがってもらって、時代劇でもキャリアを積み上げてほしい」と期待を寄せた。

 中島、神山は同い年。兄弟役も既になじみ、息ピッタリ。中島は「(亀梨和也と山下智久の限定ユニット)『修二と彰』みたい。現場で『蘭坊(ランボー)』と呼ばれています」と明かし「同じタイミングでふすまを開けたり座るのも、だんだん合ってきている。フィーリングが合ってきています」と手応えを口にした。【近藤由美子】