5年ぶりの開催となった「M-1グランプリ2015」で審査員を務めたお笑いコンビ、ますだおかだの増田英彦(45)とブラックマヨネーズの吉田敬(42)が、今回の審査で痛感した大変さを明かした。

 今回は、過去の同大会で優勝を経験した歴代王者たち9人が審査員を務めるという新たな試みが行われた。元王者といえど、出場するコンビとほぼ同世代の芸人たちが審査することなどに、開催前には不安の声もあがっていた。

 トレンディエンジェルの初優勝で幕を閉じた同大会から一夜明けた7日にブログを更新した増田は、「まだ自分も修行の身やのに審査するなんてのは今まで避けてきた事。当然今回も…」と、決してノリ気ではなかった審査員という務め。いざ始まってみると、「生放送で点数をつける審査員の大変さを痛感。いろんな感情が入り乱れる。他の審査員の点数を見て自分の点数が不安になったり(ヘタレやわぁ)、見たことあるネタと見たことないネタで不平等にならないように考慮したり(せんでええのかもしれんけど)、点数やコメントを考えながら漫才を見てると純粋に漫才を見れへんし(サイドからではなく客席後方から見たい)、純粋に漫才を見ようとするとコメントの整理がまとまらん(中途半端になってもた)」と、想像以上に大変な役目だったことをつづった。

 また、吉田はツイッターで、低い点数をつけることのデメリットとして「相手を傷つける」「俺のハードルが上がる」という2つを挙げ、「どちらも嫌じゃ~!しかしですな、それをしないと参加者が報われない。だから、した。ツライ。断腸」と、審査する側の苦悩を明かした。