第39回日本アカデミー賞優秀賞発表会見が18日、都内で行われた。正賞15部門と正賞外賞の新人俳優賞などが発表された。

 昨年5月のカンヌ映画祭コンペティション部門に出品された「海街diary」で、綾瀬はるか(30)の優秀主演女優賞、長沢まさみ(28)夏帆(24)が優秀助演女優賞、是枝裕和監督(53)の優秀監督賞など11部門で12受賞と最多。広瀬すず(17)の新人俳優賞を含めると、13の受賞となった。「日本のいちばん長い日」(原田真人監督)と「母と暮せば」(山田洋次監督)が11部門11受賞で続いた。また有村架純(22)が「ビリギャル」で優秀主演女優賞と新人俳優賞の2冠を受賞した。

 3月4日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われる授賞式の司会は、3年連続となる日本アカデミー賞協会副会長の西田敏行(68)と、昨年「紙の月」で最優秀主演女優賞を受賞した宮沢りえ(42)が務めることも発表された。宮沢は03年の「たそがれ清兵衛」で同賞を受賞し、翌04年の授賞式で司会をして以来、12年ぶり2度目の司会となる。会見には、胸元が大きく開いたセクシーなドレスで登場した。「昨年、舞台の仕事で受賞の瞬間に立ち会えず残念でした。あとで(映像を)見たら、いつもはクールで冷静な吉田大八監督が、撮影中にも見たことがないガッツポーズをしていて、日本アカデミー賞の価値、意味をすごく感じました」とあいさつした。