タレントの松本明子(49)が、過去に生放送中に放送禁止用語を叫んだことで芸能界を2年間にわたって干された“事件”について赤裸々に語った。

 松本は25日放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演し、芸能界を干されることになった事件を振り返った。

 当時、高校生だった松本が起こしたその“事件”は、新聞の社会面で報じられるほどの大騒動に。それはフジテレビ系で放送されていた深夜番組「オールナイトフジ」の生放送中に起きた。

 松本は笑福亭鶴光がパーソナリティーを務めるラジオ番組「オールナイトニッポン」のアシスタントを務めていたが、そのちょっとエッチな深夜ラジオ番組と、「オールナイトフジ」がコラボすることに。「-フジ」の生放送に出演した松本は、司会の片岡鶴太郎から「ボーイフレンド知ってるよ。名前ここで言おうかな」とからかわれた。それは鶴太郎が番組を盛り上げようとしたたわいもないイジりだったが、松本は本気と捉え、「なんでもやりますからそれだけは言わないでください」と嘆願。すると鶴光から「じゃあ、あの4文字、言ってみろよ」と試されたという。

 鶴光からすれば、まさか言うはずがないと踏んでのことだったが、松本はボーイフレンドの名前を明かされたくないという思いと、さらに「言ったらウケるかな」という思いもあったそうで、その4文字の言葉を、なんとカメラに向かってドアップで3回も連呼してしまった。

 当然、共演者たちはあぜんとし、スタジオはたちまち凍りついたという。すぐにプロデューサーやスタッフが慌てて駆け寄ってきて、松本は羽交い締めにされてスタジオから締め出された。

 マネジャーは激怒。所属事務所のナベプロも大騒ぎ。結果、松本はこの騒動によって2年間、芸能界から干されることになった。そんな当時を振り返った松本は「ご迷惑をお掛けした皆様本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。