米俳優ジョニー・デップ(52)が、米映画「ギルバート・グレイプ」(93年)で共演した俳優レオナルド・ディカプリオ(41)に撮影現場で辛く当たっていた過去を告白した。

 当時19歳でデビュー間もないあどけなさが残るディカプリオに対し、すでに「シザーハンズ」(90年)を大ヒットさせていたデップはどう接してよいのか分からなかったようだ。「あの時はなぜだか分からないけど、撮影がすごく大変だったんだ」と語り、若いディカプリオに対して意地悪く接することもあったという。奇しくもディカプリオは同作で、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、俳優として注目を集めることとなった。「彼のことを尊敬しているのは真実だ。彼は本当に一生懸命仕事をし、準備をして現場にのぞんでいた」と、デップもディカプリオの努力と才能は認めているようだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)