女優桃井かおり(63)がドイツで開催中のベルリン国際映画祭で12日(日本時間13日)、監督と主演を務めた映画「火 Hee」(今夏公開)のワールドプレミアに出席した。

 桃井は満員の280人に囲まれて、英語で応答。監督をしたことについて、「桃井かおりを(無料で)ブッキングできて、アメリカ・ロサンゼルスの自宅でロケをして、私物の衣装や小道具を使って10日間で映画を仕上げるには、私以上に適任はいないと思いました」。

 作品内に挿入されているイラストも、桃井が自ら描いた。「監督もして、女優をして、ダンスもしたり、いろんなことをたしなんでいますが、ある日、この映画に合わせてイラスト書いたら撮影監督に見初められてしまいました。私は、本当にいろいろな才能を持っているんですよ」と話して、観客たちを笑わせた。