大泉洋(43)主演映画「アイアムアヒーロー」(佐藤信介監督)の初日舞台あいさつが23日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、大泉、有村架純(23)長沢まさみ(28)ら出席した。

 撮影は2年前にスタートし、1年前には完成していた。ホラーなどジャンル別の作品を上映する映画祭にも出品。ブリュッセル、シッチェス、ポルトの世界3大ファンタスティック映画祭すべてで賞を獲得するなど、海外での大反響を受けての日本公開となった。1年前に作品を見た大泉は、「初日まで時間があったということで、さまざまな海外の映画祭に出品できた。出す映画祭、出す映画祭で賞を取ってくる。ものすごく優秀な子供の親みたいな気持ち」と目を細めた。

 ゾンビのような生命体ZQN(ゾキュン)にあふれた世界を舞台にしたパニックホラー。有村は「正直、怖いし、グロいし、見終わった後に魂を抜き取られたみたいに、すぐには立ち直れない。この映画大丈夫なのかなと、23歳の私は思いました」と、実はホラーが苦手だったことを告白した。すかさず大泉が「そういうこと言わないの。大好きなんだろ?」と誘導尋問すると、有村は少し考えて「はい。出演して初めて気付きました」と素直に軌道修正し、客席のファンを笑わせていた。

 ほか吉沢悠、片瀬那奈、マキタスポーツ、塚地武雅、佐藤監督、原作者の花沢健吾氏が出席した。