俳優中村梅雀(60)が15日、都内のNHKで、BSプレミアム時代劇「伝七捕物帳」(7月15日スタート、金曜午後8時)の会見に共演の徳重聡、原田夏希、田中美佐子、松平健、上遠野太洸と出席した。

 同作は、梅雀の父で1月に亡くなった中村梅之助さんが主演し、70年代に放送された人気作。岡っ引きが事件を解決する姿を人情たっぷりに描く。

 梅雀は「父が残したものをやる時がくると思っていた。機会があったらやりたいと思っていた。昨年、父に報告したらすごく喜んでくれた」と感慨深げに明かした。また、父から当時使っていた十手のセットをプレゼントされ、それをもとに今回の十手を新たに作ったという。「長いシリーズとして続けていきたい」と抱負を語った。

 一方、梅雀は撮影中の思い出も紹介。「徳重君はお子さん(第1子の女児)が生まれ、夏希ちゃんは結婚されて、めでたいことだらけ。いい感じでした。特に徳重さんはなかなか生まれなくて京都から奥さんの実家の静岡まで毎日のように通っていた。生まれた時は全員がほっとした」と語った。

 徳重は「子供が生まれるにあたり、皆さんに非常に心配をおかけした。そして家族のようになれた思いがあります。あと、原田さんの結婚は新聞で知った。現場も知らないということが本当にあるんだと思った」と語った。

 2日に同い年の医師と結婚した原田は「おめでたいことがいろいろあって」と切り出すと「聞かれなかったので言わなかった」と、撮影中、共演者に結婚の予定を報告していなかったことを釈明していた。