NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合午前8時)の15日の平均視聴率が22・3%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 これまでの最高は、4月27日と、6月8日の常子(高畑充希)が帝大生の星野武蔵(坂口健太郎)にプロポーズされた回の24・6%。4月6日と同26日が20・7%と自己最低タイだった。平均視聴率は、初回からすべて20%を超えている。

 15日の回は、会社をクビになった常子は努めて明るく振る舞う。

 「青柳商店」では滝子(大地真央)が軍に呼び出され、材木を公定価格の半分で提供するように言われた、という。滝子は倒れてしまう。それでも幹事だからと出席した深川の寄り合いでは、商売をたたむという店が相次いだ。

 「森田屋」も「店をたたんで高崎に引っ込む」と嫁の照代(平岩紙)が発言した。宗吉(ピエール瀧)と照代が相談して決めていたことを大女将のまつ(秋野暢子)は知らされておらず、激怒して「高崎には絶対に行かない」と言う。照代は娘の富江(川栄李奈)のお腹には赤ちゃんがいる、そのためにも高崎へ行くべきだ、と告げる。

 今度は、知らなかった宗吉が「誰の子供だ」と激怒する。「結婚させてください」と言ったのは板前の長谷川(浜野謙太)だった、という怒濤の展開の回だった。