俳優向井理(34)が4日、都内で開かれたTBS系連続ドラマ「神の舌を持つ男」(7月8日スタート、金曜午後10時)の制作発表記者会見に出席した。

 同ドラマは、「TRICK」「SPEC」などで知られる、堤幸彦監督が手掛けるコミカルミステリー。3人の男女が、温泉宿で寝食を共にしながら謎の温泉芸者を探し求めて、旅する内容で向井のほかに木村文乃(28)佐藤二朗(47)が出演する。

 この日は、木村、佐藤、堤監督も出席。出演者たちが設定などすべてにおいて、「分からないドラマ」と独特の「堤ワールド」を評すると、堤監督は「30年近くこの企画を考えてました。みなさんにご迷惑をお掛けしていますが、世界は出ていると思います」とニンマリ。

 向井は、自身の演じる主人公について「風変わりでよく分からないキャラだけど、かわいい子になった」と話すと、堤幸彦監督は「予想していなかった。かわいらしさという武器をこの男は持ってきた」と称賛した。

 木村は「堤監督のむちゃ振りにこたえています。スカートをはいていようが、浴衣を着ていようがヤンキー座りだし、行儀が悪いし、寝相も悪くていびきもすごいし…お嫁に行けるんだろうかと思いながら演じてます」と告白すると、会場からは笑いが起こった。

 また、会見の終盤には歌手坂本冬美(49)も登場。主題歌を担当することについて「向井さん主演のドラマで演歌はないでしょうと思った」と苦笑いしながら話すと、向井が「いろんなロケ地を思い出すくらいドラマっぽい曲。この曲を聴いてドラマの世界観がはっきりした」と絶賛していた。