ケツメイシが6日、横浜・日産スタジアムでメジャーデビュー15周年記念ライブを開催した。

 96年に現在のメンバー4人で結成され、01年4月にメジャーデビュー。この日は初のスタジアムライブで、グループ史上最多7万人を動員した。

 序盤のトークで、RYO(43)は「今日はメジャーデビュー15周年記念ですね。ケツメイシが結成して、二十ウン年。客席にあふれるおじさん、おばさんたち。ちらほら、お子様連れのお客様。皆様、お年を重ねてきたなあという現実を、うれしくもあり、寂しくもあります。ありがとうございます」と独特の表現で感謝した。さらに「メンバーたちも40歳になりました。39歳のKOHNOは、いまだに1日の3分の2をゲームに費やしているし、40歳の大蔵は脳みそがどんどん筋肉になっていくし…。頭の中身は、中学2年生のまんまです」と話し、笑いを誘った。

 結成当初は、クラブでライブイベントを開いても、客が集まらない時期もあった。RYOは「昔はお客さんが3人ということもありました。今日のこの7万人は、おもらししてしまいそうです。皆さま、出会ってくれてありがとうございました」と、メンバーやファンに向けて感謝し、大歓声を浴びた。

 ライブは1曲目に「はじまりの合図」から始まり、「夏の思い出」「そばにいて」「トモダチ」「涙」など、ファンからの人気投票で上位に選ばれた楽曲を次々と披露。日が照っていた序盤の「三十路ボンバイエ」では、大蔵の「ぶっかけましょうか!」という号令で、アリーナ前方の客席に大量の放水がされた。さらにアンコールでは、ファン投票1位だった「ビールボーイ」歌唱中、巨大なビール樽が登場し、スタッフたちがジョッキでビールをすくい上げて次々と乾杯。夏らしい演出で、ファンを魅了した。

 ラストの「カーニバル」ではサンバ隊も登場。新アルバム「KETSUNOPOLIS 10」を10月26日に発売することも発表した。ファンをバックに記念撮影も行った。上空に花火が舞う中、大歓声を浴びながら、メンバーたちが「ありがとうございました~!」と叫び、締めくくった。