プレイボーイ誌創刊者ヒュー・ヘフナー氏(90)が住むプレイボーイ邸が米国時間の16日、正式に売却されたことがわかった。

 購入者はプレイボーイ邸の隣の邸に住む実業家のダレン・メトロポウロス氏で、10日ほど前には双方の条件に折り合いがつかず、購入話は白紙に戻ったとも報じられた。

 しかし、米情報サイトの報道によると、16日に条件付の捺印証書が正式に交わされ、売買が成立。当初、メトロポウロス氏側の希望購入金額は1億1000万ドル(110億円)といわれていたが、最終的には1億ドル(約100億円)で購入が決まったという。

 ヘフナー氏が亡くなるまでは邸に住むことが購入条件となっていたが、メトロポウロス氏側が結果的にこの点で妥協したために1000万ドル(10億円)安くなったようだ。同氏がいつでも好きな時に邸に出入りすることはできないらしいが、パーティーを開くことは認められているという。

 2009年よりプレイボーイ邸の隣の邸に住み始めたメトロポウロス氏は、来週、同邸で開かれる「真夏の夜の夢」パーティーや、ハロウィーン・パーティーを楽しみにしており、やがては現在住んでいる邸とプレイボイーイ邸をつなげ、両方の邸を昔のままの形に再現する計画という。(ニューヨーク=鹿目直子)