タレント壇蜜(35)が31日、都内で開催された、DVD「武則天-The Empress-」発売記念イベントに出席した。

 同作品は中国史上唯一の女帝にして中国3大悪女の1人としても有名な武則天を描く一大叙事詩で、主役はファン・ビンビンが演じている。

 壇蜜は真っ赤な中国宮廷衣装で登場。「首から下の再現率は高いと思います」と話した。「もっとスケスケでもいいですよといったのですが、コンプラなんとかがあって」と笑った。武則天が女帝として上り詰めていく姿は、「芸能界というよりは銀座のようですね。私はヘルプでしたけど、本職の人たちの生き残りは大変でした。銀座で生き残る術は『どんな小さなことでも感謝の気持ちを忘れない』『何でもやり過ぎない』『悪口を言わない』と教えられました。女帝というとママしか思いつかないのですが、きっぷの良さとくぎを刺すのがうまかったですね」と話した。

 劇中の第2代皇帝李世民について、「高田純次さんみたいで既視感がありました。第1話から怪しいと思っていましたが、3話くらいで確信しました」。現在勉強中という中国語でセリフを披露する際、モニターに李世民の登場シーンが流れると「純次さん、お久しぶりです」と手を振った。

 「武則天は悪女と言われていますが、この作品を見てあまり悪女には感じませんでした。要所要所に優しさがあって、そういう気持ちがあれば、強いとか冷たい印象を持たれても心は折れないと感じました。男性も女性も楽しめる作品だと思います」とアピールした。