女優松雪泰子(43)が9日、都内で、主演映画「古都」(Yuki Saito監督、12月3日公開)の完成試写会に出席した。

 川端康成の同名長編小説を現代版にアレンジした作品で、橋本愛(20)成海璃子(24)とともに、そろって着物姿を披露した。

 グリーン、黄色、黒、白の幾何学模様の着物を着た松雪は「映画の中では日常着、古典のものが多かったので、晴れやかな日ということでモダンなものにしました」。劇中では100点以上の着物から松雪が選んだものを着用したという。橋本はからし色、成海は黒と、落ち着いた色合いでそろえた。

 また松雪は、橋本、成海それぞれと母娘を演じた。松雪について、橋本は「所作もおきれいで、しなやかな日本の女性という感じですてきだった。垣間見えるしんの太さもあって、しなやかさとかっこよさにほれていました」、成海は「晴れ女で、すっごい強力なパワーがあるんです。助かりました」などと、魅力を語った。

 映画の舞台になった京都では26日に先行公開される。