宝塚歌劇団星組トップスター北翔海莉(ほくしょう・かいり)が20日、都内の東京宝塚劇場で、千秋楽を迎えた退団公演「桜華に舞え」「ロマンス!!」の後、退団会見を行った。

 96年に宝塚音楽学校に入学した北翔は「21年間、とてつもなく苦しい時もありましたが、それ以上にとてつもなく面白かったです」。また、今後について「できれば寿に行ってみたかったけど、ご縁はまだこれから。宝塚歌劇団の男役としては本日をもって卒業ですが、これからも世のため人のため、エンターテイナーの北翔海莉でいきたい」と語った。

 後輩たちに「あきらめない精神、限界をつくらないということを頭に片隅においてほしい」と言葉を残すと、最後は「皆さんに守られていると実感した1日でした」と語った。