警視庁は28日、歌手ASKAこと宮崎重明容疑者(58)を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕した。ASKA容疑者は14年9月、同法違反と麻薬取締法違反の罪で懲役3年、執行猶予4年の判決を受け、執行猶予中だった。

 ASKA容疑者の妻、洋子さんの母親が28日、大阪府内の自宅で取材に応じた。各メディアが「逮捕へ」と報じた直後で「家族みんなで(再犯がないように)心で拝んでいたんですが」と無念そうに話した。さらに「娘は2~3カ月ほど前に家に帰ってきたので、会った」という。その際に「私も心配だったので、真っ先に(ASKA容疑者は)大丈夫? って聞いたら『変わりはない。大丈夫』と言っていた」と振り返った。

 その時にASKA容疑者は同行していなかったが、釈放後に1度、洋子さんとともに訪ねてきたという。ASKA容疑者の様子は「ちょっとやつれた感じ」だったが「『ご迷惑をおかけして申し訳ございません』と頭を下げられて、頑張っていかれると思っていた」と話した。

 また「向こう(ASKA容疑者)の両親も本当にいい方。掛ける言葉も見つからないので、連絡はしていませんが、心配していたと思う。私ら家族もこの間『だいぶ(時間が)たったから、大丈夫ね』って話したばかりでした」と残念そうな表情を浮かべ、「あちらのご両親も同じだったと思う」と気づかっていた。

 ASKA容疑者の更生をそばで支援していた洋子さんについては「心配です」。離婚などの話が出ていたかどうかには「それは何も聞いてません。知りません。本人が考えて決めることですので」と話した。