俳優の太川陽介が、テレビ東京系「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」でコンビを組んだ漫画家の蛭子能収に対する本音を明かした。

 太川は27日放送のNHK「あさイチ」に生出演。「ローカル路線バス-」の映像や蛭子のインタビュー映像をまじえながら出演当時を振り返った。

 同番組ではマイペースな蛭子と、それに振り回される太川のやり取りが人気を博したが、太川は「僕が一生懸命、地図を見てるじゃない? マドンナが『太川さん、いつも見てるね』って言ったら、(蛭子は)『太川さん、心配性だから』っていう言い方したんです。あの時はブチッときた。心配性じゃなくて、僕がやんなきゃ誰がやるの! ほんとに2本に1回は本気でプチッとあの人にキレることがありますね」と笑いながらも恨み節。「最初の3回か4回目くらいまでは大嫌いだった。3日目くらいになるとイライラしてきて、あの人の一言一言に。朝から晩までずっと一緒じゃない? ほんとにイライラするよ」と熱弁した。

 2人は昨年11月をもって番組を卒業した。太川は今だからできる裏話として「(蛭子は)特にあんまり話したくないと寝たふりする。僕には話しかけないで、みたいな」と、収録中であっても構わず“仕事放棄”をしていたと笑って暴露。そんな蛭子と共演したことで「人間として器を大きくしていただきました。我慢強くしていただいた。短所かなと思ってもそれは長所なんだと思えるようになりましたね」と成長できたと前向きに語った。