公開中のアニメ映画「ドラえもん 新・のび太の南極カチコチ大冒険」(高橋敦史監督)が、興行収入41・5億円となり、06年に水田わさびらへと声優陣が一新されてからの春休み公開の新シリーズで、過去最高を記録した。東宝が17日、発表した。

 これまでの最高は、昨年春公開の前作「-新・のび太の日本誕生」の41・2億円だった。前作が公開から61日間で40億円に達したのに対し、今作は37日間という早さでの大台突破だった。

 新声優陣での作品では、14年8月公開のCGアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」が83・8億円を記録している。

 今作は、スタジオジブリのアニメ映画「千と千尋の神隠し」で監督助手を担当した高橋監督が、オリジナルストーリーで手がけた。