OSK日本歌劇団トップスター高世麻央(たかせ・まお)が24日、大阪市内のホテルで、毎年恒例の大阪松竹座公演「レビュー 春のおどり」(6月17~25日)の製作発表会見に出席し、完全燃焼を誓った。

 OSKはもともと、旧大阪松竹座から生まれ、今年のレビューは、劇団創立95周年記念として、さらに大阪松竹座の新築20周年記念としても開催される。

 高世は「95周年と節目の年ではありますが、100周年へ向けて、大きな柱をかけられるような公演にしないといけない」と気を引き締めた。

 レビューは和洋2本立て。1部は源義経を描いた「桜鏡~夢幻義経譚(ゆめまぼろしよしつねものがたり)」で、作・演出・振付は尾上菊之丞氏。2部の「ブリリアント・ウエーブ~100年への鼓動」は、宝塚歌劇団の演出家、中村一徳氏。中村氏は現在、兵庫・宝塚大劇場で上演されている宝塚歌劇団雪組トップコンビ、早霧せいな、咲妃みゆのサヨナラ公演でのショーも担当。宝塚を代表するレビュー演出家で、中村氏は「OSKは1人1人の力の強さ、エネルギッシュなパワーを、ダンスがすばらしい。その魅力を表現したい」と話した。