マドンナ(58)の伝記映画が製作されることがわかった。米ユニバーサル・スタジオが、エリス・ホランダー氏による脚本「Blond Ambition (原題)」に対する権利を獲得。同脚本は、80年代のニューヨークを舞台に、最初のアルバムを世に送り出すべく奮闘するマドンナの姿が描かれているという。

 米映画業界紙ハリウッド・リポーターによると、ホランダー氏にとって初の脚本で、2016年、ハリウッドで映画化されていない人気脚本ランキング「ブラック・リスト」で1位に輝いたという。同氏は、アカデミー賞受賞作品「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014年)でアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督のアシスタントを務めている。

 マドンナは1983年にファースト・アルバム「マドンナ」をリリース。翌年、アルバム「ライク・ア・バージン」の大ヒットによりブレイクした。脚本では、一躍スターダムにのし上がったマドンナの当時の恋愛や、音楽業界に対する否定的な姿勢についても描かれているという。

 プロデューサーは、映画「フィフティー・シェイズ」シリーズやアカデミー賞受賞作「マネーボール」(2011年)など、数々のヒット作品をプロデュースしたマイケル・デ・ルーカ氏となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)