沖縄発の女性アイドル7人組Chuning Candy(チューニング・キャンディー=チュニキャン)が、ポニーキャニオンからメジャーデビューすることが2日、決まった。

 都内でこの日、出演したアイドルの祭典「愛踊祭(アイドルまつり)2017」で、サプライズ発表された。デビュー時期は未定という。

 イベントは全国各地から集まったグループがアニメソングをカバーし、パフォーマンス力をコンテスト形式で競うイベント。チュニキャンは、肌の露出が多い原色の衣装で、さわやかな色気を醸しだしながら、オリジナル曲「Darling Darling」と、課題曲の「キューティーハニー」「魔女っ子メグちゃん」を元気に踊った。

 コンテストでは優勝こそ逃したものの、審査員特別賞を受賞した。それ以上に、インパクトと将来性は絶大だったようだ。表彰式に出席したポニーキャニオン田所公一プロモーション部長は「制服のアイドルと違った、次時代のアイドルだと思った。パフォーマンスを見ても、将来スターアイドルになると確信した」と説明し、その場でデビューを発表した。

 チュニキャンは平均15・1歳という若さながら、全員が160センチ以上という長身ユニット。7人中5人が地元でテレビCMに出演するなど、沖縄では早くも認知を得ている。最長身168センチのあいこ(14)は「次世代の新しいアイドルになりたい」と決意を語った。

 安室奈美恵やSPEED、MAXなど数々のアーティストを排出した沖縄から、新たに現れた金の卵。最年長のソフィー(17)は「(沖縄出身の)先輩たちのように、沖縄を代表できるグループになりたい」と大きな夢を掲げた。

 コンテストはSPL∞SH(スプラッシュ)が優勝し、ベストオーディエンス賞との2冠を獲得した。3年連続出場で初の栄冠を勝ち取り、中村葵生(あおい)は「3回とも優勝を目指してきたので、夢みたい」と喜んでいた。司会を務めたももいろクローバーZ佐々木彩夏(21)も「ダンスの無駄な動きがなく、見やすかった。最後のウインクも決まってました」と絶賛していた。ほかテーマパークガールも審査員特別賞を受賞した。