お笑い芸人のたむらけんじ(44)が、仮想通貨取引所大手「コインチェック」から約580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した騒動でクレームが殺到していることを明かした。

 たむらは芸人仲間らに仮想通貨投資を勧めていたという。ダウンタウンの松本人志は21日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、たむらの勧めで投資を始めたと明かしていた。

 また今回の流出騒動で、「貯金全額」をつぎ込んでいたことを明かしたお笑いコンビ、藤崎マーケットのトキ(33)は29日放送の同局系「ノンストップ!」にVTR出演し、「きっかけでいうとたむらけんじさんなんで、全部あの人のせいじゃないかと。(今度会ったら)蹴っちゃったりするかも」と逆恨みした。

 そうした中、たむらは30日放送の同局系「とくダネ!」に電話出演。「仮想通貨の世界がスタンダードになる時代がもうそんなに遠くなく来るかもしれませんよっていうことは言ってました」と周囲に勧めていたことは明かしたが、「僕が絶対に言うてることは、まず絶対に余裕のお金でやってくださいって」と釈明。しかし今回の騒動でなぜかクレームも寄せられているそうで「電話はないですけど、ネットはすごいです。『たむらが元凶や』とか、『トキのお金肩代わりしたれ』とか、めっちゃきますよ」と苦笑した。

 なお、たむらは今回の騒動に関して「コインチェックの口座は開いてる状態ですけど、コイン(NEM)は置いてなかった」と、被害はなかったと明かした。