テレビ朝日のマスコットキャラクター「ゴーちゃん。」と仲間たちの活躍を描くアニメ映画の第2弾「劇場版アニメ ゴーちゃん。~モコと氷の上の約束~」(今春公開)で、プロフィギュアスケーターの荒川静香(36)と織田信成(30)が声優を務めることが4日、分かった。エクスパンダ星からやって来たゴーちゃん。が、友達の少女モコと一緒に小学生のフィギュアスケート大会に出場。荒川と織田は、スケートのうまい小学生の荒水さんと織田山くんの役。このほど、アフレコが行われた。

 06年トリノ五輪女子金メダリストの荒川は、本人役以外の声優は初体験。「実年齢より20ウン歳下の役で、かなり不安でした(笑い)。最初から最後まで監督さんに『もっと年齢を下げて!』と言われ続けました。フィギュアは大人の演技を求められることが多かったので新鮮」。10年バンクーバー五輪男子7位の織田は「僕は見た目が小学生みたいなのですが、アニメの織田山くんはかっこいい子でした(笑い)。『スケートの上手なかっこいい男の子』の雰囲気を出せるよう心がけましたが、泣きの演技だけはバッチリ! 自分そのままでやりました」と笑った。

 9日には平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)が開幕。荒川は「今回のチームは羽生結弦、木原龍一、クリス・リード選手以外は初五輪。フレッシュで、世界で戦える実力を持った選手たちばかり。団体戦の日本チームに期待」。織田は「羽生選手が、どこまでけがを回復させるかというところですが、宇野昌磨、田中刑事選手と、強い日本勢が最高の結果を出してくれるのを応援します」とエールを送った。【小谷野俊哉】