昨年7月に死去した作曲家平尾昌晃さん(享年79)の三男の歌手平尾勇気(37)が25日、都内で、遺産相続などについて、3度目の結婚相手となった50代の妻と争っていることについて記者会見した。

関係者によると、妻は勇気の記者会見に戸惑いを隠さないでいる。妻は25日までに、日刊スポーツなどに対し、遺産相続問題に関する文書をよせた。会社の経営については、生前の平尾さんが顧問税理士と相談をしてやってきたといい「私は会社の金銭問題に関与せず、マネジャーとして対外的な折衝を中心に行ってきた」と説明。平尾さんの死去後の手続きも「顧問税理士・顧問弁護士と相談して進めてきた」として、独断での行動や違法行為を行ったという疑惑を否定した。

2社の社長に就任したことは「相続人4人(妻と3人の子ども)の合意に基づく」と説明。社長就任にあたり、株主総会を開催せず、株主総会議事録を捏造(ねつぞう)したとされる疑惑に対しては「株主全員の話し合いで決めたことに基づき、登記手続きをした。これまでと同じ方法で登記手続きをしたので違法とは思っていない」と主張している。遺産相続については「法定相続分で分割をするという考え方で話し合っている。私はそのようにしたい」という。

そして、平尾さんの遺産を巡る争いをしていることに「平尾昌晃は争いごとを好まない人だったので、大変に切なく残念だと思う」とコメントしている。