日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時30分)が30日、一部生放送され、落語芸術協会会長に就任したばかりの春風亭昇太(59)が結婚することを発表した。

昇太は一部生放送となった番組のラストに、満面の笑みで「私事なんですが、春風亭昇太、59歳、ついに、ついに、結婚することになりました、還暦前になんとかなりました!」と報告した。

“結婚できないネタ”をイジられ続けてきた昇太の驚きの発表。その後の「バンキシャ!」(午後6時)にも生出演。昇太は会長就任に続く吉報に「人間には何か起き始めると、続いたりする年があるんですねと」と笑顔。相手について、「和風な人で、着物もよく着ている。あとはメガネをかけてもらえれば」と昇太の好みであることを明かし、「(皆さん)知らないですよ。一般の方。テレビとかには出ていない」と明かした。

相手の年齢は40歳。知り合ったのは14年ほど前で、知人に食事に誘われた際に知り合って連絡先を交換。その後、しばらく音信がなかったが、約3年前に、女性が昇太の舞台を見に来たことで再会。年に3、4回食事に行く中だったが、結婚を意識したのは今年だったという。

婚姻届については「書いたので、向こうが出していたら。たぶんこれから出すんだと思います」と、昇太自身は把握していないことも告白した。プロポーズの言葉は「はっきり言ってなくて『しますか』くらい」とごまかしたが、番組を通じて「こんな私ですがよろしく」とあらためて公開プロポーズした。

MCの夏目三久も「本当にトップシークレットで進められていたので、わたしたちも出たとこ勝負」と、知らされていなかったことを明かした。

今月27日に落語芸術協会会長に正式決定した際に「人生は勢いなので、この波に乗っていきたい。僕の1番の問題は伴侶がいないこと。解決をいち早く図っていきたい」と話していた昇太。有言実行で、独身キャラから脱出した。

昇太の前任の司会で、落語協会会長でもある桂歌丸さん(享年81)が昨年7月2日に慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)のため亡くなり、まもなく1年。この日の大喜利も「歌丸スペシャル」と題され、歌丸さんにちなんだテーマで進行。くしくも一周忌を待ったようなタイミングでの結婚発表となった。