放送作家の高田文夫氏(73)が6日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」に出演し、盟友のビートたけし(74)が4日に乗車中、つるはしを持った男に襲われた件について「40年前」のようだと言及した。

番組冒頭、高田氏は「昨日の朝ちょっと驚いたね、たけしさん襲撃だっていうんでバタバタして」と触れた。さらに「昼間うちのファクスがカタカタとなったから、事務所から詳細が分かった(という連絡)かな、と思ったら。のぞいたら『松本明子です。もうすぐ4チャンネルで歌います』ってなんだよ」と、この日のゲスト松本から送られた“番宣メール”だったことにツッコンだ。

高田氏は「40年前のあれだね、襲撃なんて。昔、俺とたけしさん生番組やっているから、生が終わると、ここで待っているって同じパターン。必ずいるって分かっているから」と、放送作家を務めた「ビートたけしのオールナイトニッポン」時代の生放送の状況を回想。「土下座して弟子にしてくださいって、40年前のニッポン放送の夜中だよ」と、かつては出待ちが常態化していたことを明かした。

さらに「松尾伴内かと思ったよ、犯人」と、出待ちの末にたけし軍団入りした例をあげた。「松尾なんかすごかったよ。下に降りていくと、当時弟子なんかお互いいないから、すごい人がいるんだよ。深夜3時に終わって(出て)、たけしさんがたばこ吸おうと指にたばこをやると、通りの向こうに思い詰めてる男がいるんだよ。それが突進してくるんだよ。俺刺されるかと思ったんだよ」と説明した。

「そうするとたけちゃんもワルい男でさ、ぐっと俺の肩を持って、俺を前に出して盾にするんだよ。したら松尾が突進してきて。そうしたら、たけしさんがたばこ持ったから、カチャって(たばこに火を)付けようとしたんだよ」と笑い、「ちょうど40年前と同じ状況だよ。あのころ熱心なファンがいっぱいいたから」と振り返った。

高田氏は、松本の「無事で良かった」との言葉に「本当にそう」と呼応し、たけしにケガがなかったことに安堵(あんど)。「車が丈夫だよ」と、たけしのVIP仕様の愛車に言及しながら、「(車の)キャンペーンじゃないですか、CM絡んでますか、とか。そういうこと言うんじゃないよ」と自らツッコンだ。