今年2月に「雨恋々(あめれんれん)」でデビューした全盲の高校生歌手清水博正(18)が、前橋市の群馬県民会館で初のワンマンコンサートを開いた。地元・渋川市出身の清水は、500人のファンを前に「こんなにたくさんの人が集まってくださってうれしく思います」。デビュー曲をはじめ、先月22日発売のファーストアルバム「魂の歌」から「里山しぐれ」「風雪ながれ旅」、そして「NHKのど自慢・平成18年度チャンピオン大会」でグランドチャンピオンを受賞した「雪簾(ゆきすだれ)」など、全13曲を熱唱。「来年3月で高校を卒業しますが、進学せずに歌手として頑張っていきたい。命のある限り歌い続けていきたい」と話した。