フォークシンガーの高石ともや(67)が25日、西国三十三所の第一番札所、那智山青岸渡寺(和歌山県那智勝浦町)で自作の巡礼歌を奉納した。26日から三十三所を走って巡る991キロの“西国巡礼ラン”を始める。

 高石は5年前、1年間かけて札所を巡り、寺ごとに33曲の巡礼歌を作った。コースを15区間に分けて地元のランナーとともに走り、11月にはゴールの谷汲山華厳寺(岐阜県揖斐川町)で奉納ライブを行う予定。

 高石さんは「40年前、夢と希望を胸に旅立ったフォーク世代は目的地に着いたのでしょうか。心乾ききった今の時代、希望を見つけるため走りたい」と語った。(共同)

 [2009年4月25日19時5分]ソーシャルブックマーク