市川染五郎(36)が家元を務める日本舞踊・松本流の会「松鸚会(しょうおうかい)」が15日、東京・国立劇場で行われた。オリジナルの新作舞踊劇「静謐(せいひつ)」では、2歳の長女藤間薫子が初舞台を務めた。染五郎は、娘の将来について「家族でほかのことをやっている人間が1人いてもいいので、芝居の道には進ませたくないんです。でも、無事にせりから上がってくれて、度胸があるんだかないんだか」と、苦笑いだった。長男松本金太郎、父松本幸四郎、姉松本紀保、妹松たか子も出演し、親子3代での共演だったが「もうないと思います。今は幕が下りてホッとしています」。

 [2009年8月15日20時37分]ソーシャルブックマーク