日本が決勝トーナメント進出を決め、TBSがW杯で初めて日本戦を放送をすることが決定した。昨年12月、民放キー局によるW杯放送権抽選会で、TBSは日本がE組2位通過した場合の決勝トーナメント1回戦の放送権を獲得していた。1次リーグ初戦のカメルーン戦に勝ったことでTBS側は「これで可能性が出てきた」とテンションを上げていた。これまで同局は02年日韓大会、06年ドイツ大会も決勝トーナメントの放送権を持ちながら、日本戦を放送できずにいた。

 「三度目の正直」に期待をこめ、TBSは25日未明のテレビ放送に合わせ、局内にPVを設け、集まった社員約80人が声援を送った。日本の勝利と放送権獲得が決まった瞬間、社員たちは両腕を上げて喜び、歓声を上げた。青木裕子アナウンサー(27)は「選手になったみたいに、本当にうれしい。見事な勝ちだったので、逆にパワーをもらえました」と興奮が覚めない様子。決勝トーナメント1回戦日本-パラグアイは、29日午後11時に試合開始。

 [2010年6月25日7時21分]ソーシャルブックマーク