歌舞伎俳優松本幸四郎(68)が代表作「アマデウス」を来年11月の東京・日生劇場で7年ぶりに上演することが27日、分かった。天才作曲家モーツァルトの死が宮廷楽長サリエリによる暗殺だったという疑惑を軸に展開するピーター・シェファー作の傑作舞台で、04年以来の上演となる。

 この日、日生劇場でローマの英雄カエサルを主人公にした主演舞台「カエサル」の千秋楽を迎えた幸四郎はカーテンコールで「これでやっとルビコン川を渡れたという思い。明日から新しい第1歩を踏み出します」とあいさつした。その視線の1年先にあったのが「アマデウス」再演だった。

 [2010年10月28日6時3分]ソーシャルブックマーク