カンフー映画の世界的スター、ブルース・リー(中国名・李小龍)が1973年に32歳で亡くなるまで暮らした香港の旧宅を記念館にする計画が頓挫したことが分かった。香港紙、明報などが27日、伝えた。香港政府と交渉していた現所有者が、旧宅を提供することに同意しなかったためという。

 旧宅は香港・九竜半島の市街地にあり、今はモーテル。2階建ての建物を改築し、ヌンチャクなどリーゆかりの品の展示コーナーを設ける計画だった。香港では過去にもリー記念館の建設構想が頓挫している。

 明報などによると、香港政府は代わりに九竜半島の博物館にリーの展示コーナーを設けることを検討しているという。