MBSテレビ(大阪市)昼の生帯情報番組「ちちんぷいぷい」で、99年10月の放送開始からパーソナリティーを務めてきた角淳一アナウンサー(66)が9月30日、同番組を卒業した。パーソナリティー生活は43年。ラジオ育ちの角氏は、地域密着を軸に同局が始めた番組の顔として抜てき。04年7月の参院選では、同番組の特番として、レギュラーメンバーで選挙速報特番を放送。史上初めて、選挙特番でNHKを上回る視聴率を獲得した。04年の定年後も同局と専属契約を結んだが、この日契約満了となった。

 思い出をきかれた角氏は「(バラエティー色の強い)このままで選挙特番やらせてもらって、NHKに勝ったこと」。卒業を決めた理由には「上岡(龍太郎)さんも言ってたけど、家族の言葉。妻が『あんた、最近魅力なくなった』言うたんです」と説明した。

 今後はフリーとして活動。10月30日から同局ラジオ「おとなの駄菓子屋(仮)」(日曜午後9時)の司会が決まっている。