元宝塚歌劇団娘役トップの映美くらら(32)が19日、都内で行われたフジテレビ系初主演ドラマ「鈴子の恋」(来年1月5日スタート、月~金曜午後1時30分)の制作発表に、女優浅野ゆう子(51)俳優片岡鶴太郎(56)らと出席した。

 00年に死去した女優ミヤコ蝶々さん(本名・日向鈴子=享年80)の波瀾(はらん)万丈の女一代記。7歳から旅芸人一座の舞台に立ち、上方芸能界のトップに上り詰めた蝶々さんを演じる映美は、「頼りにされ、誰かに必要とされて生きることに喜びを感じた。プレッシャーが徐々に来ています」と大役に気持ちを引き締めた。献身的に人を愛し続けた生きざまにも、「好きになるのに理由はいらない」と共感する。

 過酷だと聞かされてきた昼ドラ。収録もいきなり“ぬれ場”となる駆け落ちシーンからスタート。「おかげで心が裸になれた。キスシーンも初めて。本能でやりました」と体当たりで臨んだという。

 父親役の鶴太郎は「江戸弁を披露できるのが楽しい。昼帯だと思って高をくくってると痛い目にあうぞ」とまくしたてた。数々の人気ドラマを生み出した大石静さんが脚本を手掛け、シンガー・ソングライター松任谷由実が主題歌「恋をリリース」を書き下ろした。