NMB48メンバーから吉本新喜劇の研究生に転身したタレント福本愛菜(20)が16日、大阪・なんばグランド花月で新喜劇デビューした。

 川畑泰史座長(46)のもと、新人女優の設定で登場。トップスはノースリーブ、ボトムスは太ももが露出した短丈の装いで、先輩俳優役だった川畑を相手にセリフを練習する展開で、ボケを連発した。

 川畑が緊張した設定で裏返った声でセリフを読むと、福本は対抗してドスの効いた声で返すなど、その後、歌舞伎調やヒップホップ調でセリフを読むなど、ボケを連射した。川畑が失敗して役者をクビになりそうな場面では「私、お父さんがいないから、お父さんのように思って…」などと励ましたかと思えば、その直後、携帯電話を受け「あ、パパ~っ」と言い、川畑らをずっこけさせた。

 一発ギャグこそなかったものの、新喜劇定番の筋に入り込んでの笑いを奪い、川畑座長は「ほんまもんの金の卵です」と合格点を与えていた。