歌手石川ひとみ(53)が21日、都内で世界肝炎デー(28日)のプレイベントを行い、肝炎の体験談を話しつつ、集まったファンに検査に行くように勧めた。

 87年にB型肝炎を発症した。完治しない病気に「いつかいい治療がという希望を持ち、仲良くはしますが、負けないぞという気持ちで病気と付き合っています」と語った。

 感染について、知識のない人から握手で感染すると思われたり「プールに一緒に入らないで」と言われたこともあったという。「そんな時に一番力になってくれたのが夫。彼はいつもと全く変わらない態度でした」。

 病気によって、夫や友人に感謝する気持ちを常に持つことができ、生きることは、ありがたいことと思えるようになった。石川は「私にとってはなくてはならない病気となりました」と語った。