夫婦漫才の宮川大助(63)花子(58)が27日、在住13年になる奈良県生駒市から「第1号ふるさと広報大使」に任命され、大阪・なんばグランド花月で任命式を行った。

 大阪・寝屋川出身の花子と、鳥取・境港育ちの大助は、13年前に生駒市に移住し、地元の運動会で司会をするなど、地域活動に貢献してきた。

 自宅近くに畑を持ち、栽培活動に精を出す大助は「21世紀にあって、落ち着いた環境で子育てもゆっくりできるのが生駒市。今の時代に新しい生き方がある街」と地元をPR。

 夫妻の自宅は生駒山の中腹にあり、自宅前の道は急激な坂道。大雪で歩行さえ不可能になったことがあり、偶然通りかかった清掃車に乗せてもらい、仕事へ向かったこともあった。

 花子は「どうしたら下りられるんやろと思ってたら、たまたま通って『乗せて!』言うたら、ほんまに乗せてくれた」と振り返り、「あったかい情のこもった住みやすい街です」と、若い世帯の生駒市移住を呼びかけた。

 また、花子は若手芸人らによるマラソンチームを結成しており、山下真生駒市長の協力を得て、市内でリレーマラソン大会を開きたいとも訴えていた。