演歌歌手井上由美子(37)が4日、東京・渋谷区文化総合センターで新春コンサートを開催した。新曲「海峡吹雪」(2月5日発売)など18曲を披露し、訪れたファン340人を魅了した。

 コンサート冒頭、裃(かみしも)姿で登場した井上は「いまだ未熟なウグイスではございますが、ホーヤケキョーと鳴くまでは、どうぞよろしくお願いします」と口上を行い、会場を沸かせた。

 今月7日に10周年を迎えるが「小学校のときの作文に、人に勇気や生きる希望を与えられる歌手になりたいと書いていたのを読み返して、自分が一番目標にしてるのはこれなんだなと思った。11年目も、紅白に出たいとかいろいろありますが、まずは悲しいことがあったときにそばに寄り添って、大丈夫だよって言ってあげられるような歌手を目指してやっていきたい」と意気込みを語った。

 また、年末年始は5円玉磨きの“内職”に没頭していたという。「“ご縁”がありますように」と、黒ずんだ5円玉を、しょうゆに漬けたり、ベンジンを使ったり、あの手この手でひたすら磨き上げ、この日訪れたファンにお年玉として配布した。