経済アナリスト森永卓郎氏(56)が28日、東京・銀座の山野楽器で「ウルトラセブン」にまつわるトークショーを行った。

 音楽監督を務めた作曲家冬木透氏(78)、「ウルトラセブンが『音楽』を教えてくれた」の著書を持つ青山通氏(53)と3人で約1時間、約50人を前にウルトラ“オタク”トークを繰り広げた。

 特に森永氏がこだわったのが最終回のダンがアンヌ隊員に「自分はウルトラセブンだ」と告白するシーン。「アンヌの美しさは神の領域。人と宇宙人の悲恋は『ロミオとジュリエット』を超えている」と訴えた。

 このシーンにはシューマンのピアノ協奏曲が挿入されている。冬木氏は「最終回の告白シーンのショック。それを表現する曲が自分の作品の中になかった。それでシューマンを選んだんです」と教えてくれた。トークショーはCD「ウルトラセブン・クラシック」の発売記念で行われた。