ロックバンド、シャ乱Qのボーカルで音楽プロデューサーのつんく♂(45)が6日、所属事務所を通じて喉頭がんを患っていることを発表した。2月に主治医に診断されたという。早期発見で現在は集中的に治療中。当面の間はタレント活動を休養するとしている。

 つんく♂によると、7~8年ほど前から声帯左側に違和感があり、ファルセットなどが出せない状態だったという。昨年10月からは声全体がハスキーになり、声が出しにくい状態に。今年2月に全身麻酔手術をし、細胞の検査をしたところ、喉頭声帯にがんが見つかったとしている。

 その上で「まさか自分が」と驚いたことを明かし、「『病は気から』と申します。これも人生における何かのヒントだと思い、ポジティブに進んで行くと決心したところです」とつづっている。

 つんく♂の声については、昨秋から「前よりもハスキーになっている」「ガラガラ声だ」とネット上などで話題になり、現在放送中のCMでもそのままだった。1月2日に出演したイベントの会見では、症状について「声帯にできるポリープ、声帯の筋肉に脂肪か何か異物のようなものが入っていて、それを調べるには、(手術して)開けてみるしかないかも」などと説明していた。