元マネジャーへの暴行騒動の渦中にいる歌手氷川きよし(36)が21日、大阪府岸和田市でコンサートを開き、昼夜2公演3000人のファンを前に騒動に対して謝罪した。

 観客によると、氷川は公演中盤過ぎのトークコーナーで、深々と頭を下げ「ご心配をおかけして申しわけありません」と謝罪。同時に、騒動については「お騒がせしていますが、何一つ間違ったことも、恥じることもありませんので、安心して僕の歌を聴いてください」と訴えた。

 また別の女性ファンによれば、氷川に涙はなく「ハキハキとしていた」といい、衣装は白のはかま姿。氷川のあいさつ後、場内では激励の拍手が起こったという。1公演はアンコールを含め約2時間。最新曲「大利根ながれ月」など、全21曲を歌ったとみられる。

 大阪府内の50代女性ファンは「騒動は心配ですけど、でも、私は氷川きよしの歌が好きやから(騒動は)関係ない」と話し、逆に氷川を心配する声も。報道陣の姿を確認すると、騒動の真相を“逆取材”しようとするファンの姿もあった。

 氷川は夜の公演終了後、関係者による厳重ガードの中、取材には対応せずワゴン車で会場を後にした。