女優の川島なお美(53)が18日、自身のブログを更新。女優としての転機となった1993年発売のヘアヌード写真集「WOMAN」についての思い出をつづった。

 川島自身が「最大の転機」という93年。それまではアイドル歌手や、日本テレビ系「お笑いマンガ道場」などでタレントとして活躍していたが女優への転向を目指して事務所を移籍。宮沢りえや樋口可南子らが出した写真集でヘアヌードブームが始まろうとしていた頃、川島にもオファーがあったという。

 そのオファーを受けた川島は、全身毛むくじゃらになる夢にうなされたりしながら、すっかりぜい肉がついてしまっていた体をしぼるためにダイエットに励み、2カ月半後に「360度どこから撮られてもOKなボディ」を完成させたという。そしてヌード撮影の当日には、緊張しながらバスローブだけを羽織った姿でスタジオ入り。アイドル時代から一緒に仕事をしていた渡辺達生カメラマンの前で初めてバスローブを取った際には、「言葉にならない歓声をあげて『すっごくキレイだ』と抱きしめてくれました」と、裏話も明かした。

 そうして完成した写真集は発売されるや大反響を呼び、川島のもとへCMやドラマ出演などさまざまなオファーが殺到。数々のドラマや映画に出演することで、それまで付きまとっていたキャンパスクイーンのイメージを払拭(ふっしょく)させることに成功した。川島は、その当時出演した「極道の妻たち」や「若者のすべて」といった作品での自身の仕事ぶりには悔いが残っていることを明かし、「今思えばまだまだプロ意識が足りなかった」としたが、ヘアヌードへの挑戦によってようやく女優としての道が見えてきたことに、「努力は報われるんですね」と思いをつづった。