親子そろって熱烈な阪神ファンの落語家月亭八光(37)が27日、大阪・道頓堀川の船上で、日本シリーズ第6~7戦と同日開催になる「水都大阪ミナミフェスティバル2014」(11月1~2日)発表会見に出席し、タイガースの日本一を“予言”した。

 八光は、父の落語家月亭八方(66)ともども「物心ついたときからの阪神ファン」。前日26日には、親子で甲子園球場へ、日本シリーズ「阪神-ソフトバンク第2戦」を観戦に行った。

 惜しくも1-2で阪神が敗れたが、八光は「いや~、今年の阪神は強いですよ。だいたい、僕とおやじが(観戦に)行ったらえらい負け方すんのに、昨日は接戦でしたからね。もうちょっとで勝つとこでしたもん」。猛虎の惜敗に逆に手ごたえを感じたという。

 さらに、28日から福岡・ヤフオクドームでの第3~5戦には「僕もおやじも福岡に行きませんから、阪神は勝ちますよ。だから、3連勝で日本一です」と、自虐ネタをまじえて、阪神日本一を予想した。

 実際、シリーズ初戦25日は、父八方が自身の独演会を大阪・なんばグランド花月で開いており、初戦は阪神が勝利している。これまで八方も「行ったら負ける…」とぼやき続けており、確かに妙な説得力はある。

 ただ、この八光の予言の裏には、この日会見に出席した「水都-」もある。同イベントは大阪・道頓堀と、中之島を水路で結び、両所で芸人ライブなどが行われる予定で、八光が初日1日前半のMCを務める。

 ただ、同イベントはシリーズ6~7戦と開催日が重なるため、タイガース日本一の可能性があれば、大阪府警が道頓堀付近を厳重警戒し、一部を封鎖するなどするため、イベントが中止になる可能性も高い。

 つまり、福岡での3連戦でシリーズの決着がつかないと、イベントが中止、もしくは規模縮小での開催になる。八光の予言は、ファンとして、そして、芸人としての切実な“神”様へのお願いのようだった。