アメリカは失敗しても再チャレンジできる社会と言われるが、とりわけハリウッド業界はカムバックストーリーに目がない。今回は、劇的な復活を遂げたハリウッドセレブたちを紹介する。

 俳優のロバート・ダウニー・Jr.(49)は、長年暗い時期を過ごしてきたことで知られている。幼少期からドラッグの問題を抱えていたロバートは、1996年に麻薬不法所持により逮捕され1年間刑務所で過ごした。その後もドラッグをやめることができず、2001年にコカインの所持で再逮捕され、3年間の保護観察処分に。もはや俳優としてのキャリアは終息に向かっていると思われたが、2003年にドラッグを断つことに成功。2008年公開の「アイアンマン」は大ヒットを記録、批評家からも絶賛で迎え入れられ、劇的なカムバックを果たした。

 幼いころに成功を収めた子役も年を経るごとにフェードアウトしてしまうケースは少なくない。

 俳優のニール・パトリック・ハリス(41)は、16歳の少年医師を描いたTVシリーズ「天才少年ドギー・ハウザー」でブレイクするも、その後はパッとせず…。子役出身俳優の典型的なキャリアを進むかと思われたが、30歳を過ぎて出演したコメディー「ハロルド&クマー」で再ブレイク。この作品でのちょっとイカれた本人役の演技が脚光を浴びて出演したコメディードラマ「ママと恋に落ちるまで」も大ヒット!

 今やテレビ界を代表する俳優に上り詰めた。

 人気リアリティー番組「シンプル・ライフ」でパリス・ヒルトンと共に出演したニコール・リッチー(33)は、この番組で大ブレークし、ファッションリーダーとして注目を浴びるほか映画やテレビ番組でも活躍するように。しかし、ゴシップ誌を連日賑わせるなど荒れた生活を送っていたニコールは、2006年にマリフアナを吸い、飲酒した状態で高速道路を逆走していた行為により逮捕される。この事件により活動休止状態となるが、2008年にジュエリーライン「House

 Of

 Harlow

 1960(ハウス・オブ・ハーロウ1960)」をスタートされ、アメリカはもちろん日本でも爆発的な人気を誇るブランドに。ニコールはこの他にもアパレルブランドのWinter

 Kate(ウインター・ケイト)や香水のプロデュースを手がけるなど成功を収めている。【ハリウッドニュース編集部】