NHK連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜午前8時)のヒロイン、シャーロット・ケイト・フォックス(29)が8日、同大阪放送局の新春局長懇親会に、玉山鉄二(34)とともに出席し、劇中で鬼姑を演じていた泉ピン子(67)への思いを吐露した。

 「ピン子と私の(場面が)一番好き」と、日本語で思い出を語り、ピン子との最終収録では涙しそうになったという。

 「このシーンが終わったら、どれだけ寂しいかと思った。何よりピン子さんがいらっしゃると、いつもスケジュール通りに撮影が進むので、いてほしい」

 ピン子は圧倒的な存在感で、現場を引き締めていたようだ。

 また、昨年末の紅白歌合戦で、中島みゆきが主題歌「麦の唄」を歌った場面をスタジオで見届けたことについては「ものすごくいろいろなことがあったと、ひとつひとつ、思い出していました。もう(前半部分の収録が)いい思い出になってきていると実感しました」と話した。

 一方の玉山は、年末年始の収録休み2週間に、ひげを自前ではやしたといい、「無精ひげを伸ばして、もう(役柄の)付けひげじゃないです」。中島の熱唱には「映像が流れると、走馬灯のようにクランクインからがかけめぐって、なんか、オールアップ(すべて撮影終了)した気分になっちゃいました」。残り2カ月を残す収録の現実を思い、苦笑していた。