ストレスによる免疫力低下で10年10月から活動休止となり、昨年のNHK紅白歌合戦に出演した歌手中森明菜(49)の復帰の裏側に密着した特番「SONGSスペシャル

 中森明菜

 歌姫復活」が9日夜、NHKで放送された。

 番組では、明菜が昨秋から米ロサンゼルスに渡り、復帰にむけてレコーディングをする現場などに密着。活動休止中の心境や、復帰についての意気込みなどを初めて語っている。健康的なタンクトップ姿で、元気な笑顔を見せている。

 明菜は渡米の理由について「日本では、ゆっくりできない。マスコミの方とか、どうしても人目があるので、外に出るのもままならない。スタッフみんながスムーズに仕事ができて、レコーディングやムービー撮影のイメージにぴしゃりとハマればいいと思っていた」と説明。現在のコンディションについては「おかげさまで今は大丈夫。仕事がハードなので、これが終わったらゴーンときちゃうかもしれないけどね」と笑った。その上で「気持ちは体と一緒に動くので。気がせいていても、体がついていかないとしょうがない。みんなが待っている、早く、早く(復帰を)と思っていても、体は無理なので…。(復帰したいという)気持ちはずっとありました」と、活動休止中の思いを初めて明かした。

 今月21日には約5年4カ月ぶりのシングル「Rojo

 -Tierra-」をリリース。28日には新カバーアルバム「歌姫4

 -My

 Eggs

 Benedict-」を発売する。今後のモチベーションについては、「ファンのみなさんを喜ばせたいという一心の気持ちです。画面の向こうで見てくれているみなさんが、大変だったり、仕事がつらかったり、精神的につらかったりという日々のことを、私がほんの少しでも支えてあげられれば。勇気になれば。ほんのわずかでも手助けというか…そういうふうになればいいなと思います」と語った。

 最後には現在、オリジナルアルバムを制作していることも明かし、「あー。久しぶりに明菜、OKと思ってもらえるかなと思います」とアピール。はしゃぐ姿の映像もあり、完全復活に準備が整ってきたことを思わせた。