俳優光石研(49)の33年ぶりの主演作となる映画「あぜ道のダンディ」(石井裕也監督)の初日舞台あいさつが18日、東京・テアトル新宿で行われた。妻に先立たれ、子供とうまくコミュニケーションがとれない50歳中年男の不器用さとダンディズムを、ユーモラスかつあたたかく描いた、27歳新進気鋭の石井監督による作品。

 光石は「33年ぶりに主役をやりました。楽しいと思ったらご近所に言いふらしてください」と笑わせた。石井監督は「光石さんのための映画。僕の一番の責任は、光石さんを主演俳優として輝かせることその一点です」。約28年前、当時の人気ドラマ「スチュワーデス物語」で光石と共演した女優堀ちえみ(44)からビデオで祝福メッセージが届けられた。ほか森岡龍、吉永淳が出席した。