俳優の本木雅弘(60)が10日、都内でフォトブック「awai 刹那と永遠のまにまに」(12日発売、トゥーヴァージンズ刊)メディア内覧会に登壇した。
還暦という人生の節目を迎えた本木の“現在地”を写し出すフォトブックで、映画「黒牢城」の制作の合間を縫って撮影が実施された。長年の友人である写真家・中村一弘が撮影し、京都で行われた映画撮影のオフタイムを捉えた様子や、ロンドンで一人で過ごす姿が切り取られている。
1999年(平11)の「Accidents」以来、27年ぶりの写真集。久しぶりに再会した中村氏からの何げない提案から話が膨らみ、約30年ぶりにタッグを組んでの作品作りとなった。元木は「最初は記念用のポートレートかと思っていたら、合間合間に少しずつ取っているうちに楽しくなってきて。同じ人間があの時と同じように30数年の時を経て、同一人物を除くのって他の者には撮れないものが出現するんじゃないかなって期待感が出てきた」と2人の関係性があったからこそ実現した。元木が60歳の誕生を迎えた当日もドキュメンタリー風に撮影し、東京の自宅で朝を迎えた姿や銀座の街での姿も収められており「還暦というタイミングがなかったらできなかった」とかみしめた。
このタイミングで出版した意義には、読者、受け取り手へ普遍的なメッセージを込めた。「還暦のお祝いで私そのものを見せることではなく、還暦がある種の1つの新しい入り口に立つとか、人生という旅の中での現在地みたいなものを示すことであって。それは誰しも訪れることなので、中村君が取った風景写真とともにそんなことを感じていただきたいという意味で出しました。自分の記念ということだけじゃなくて皆さんにも何かなにか通じるものを感じていただきたい」と語った。



